「自分に置き換えて」にはいい塩梅が必要
昨日のブログで、「自分に置き換えて考えてみる」という話をしました。
しかし、これには、“いい塩梅(あんばい)”が必要なんですよね。
つまり、「自分に置き換えて」というのが、
“決めつけ”や“押し付け”になったりしてはいけないので、ご注意を!という話です。
例えば、
「オレはこんなにやってきたんだから、アナタもやりなさい」と言うのは最悪(笑)。
これ、完全なる押し付け。
ワタシはアナタじゃないからね!
でも、一方で、「オレはこんなにやってきたけど、アナタにはできないだろう」と考えるのもイマイチ。
最初から下に見過ぎ(笑)。
これ、完全にできないと決めつけてますもんね。
実際、「オレ」がやれたのなら、「アナタ」もやれる可能性は十二分にあるわけで。
そこは口に出さずとも、期待を持ってあげなきゃいけない。
これ、押し付けではなく、期待です。
とは言うものの、余りにも他の人に期待し過ぎると、今度は自分のストレスが溜まっていって、どんどんしんどくなる…。どんどんイライラする…。
そして、できない人(やらない人)を責めてしまう他責性の自分が現れるのです。
じゃあ、いったいどうすればいいんだよー!
はい、いい塩梅(あんばい)をマスターしなければならないのです。
期待はするけど、期待し過ぎない。
という塩梅ね(笑)。
いやいや、それって難し過ぎるでしょ!
大丈夫、大丈夫。訓練すればマスターできます。
と言っている私がマスターできているかと言うと、完全に怪しいけど(笑)。
ただ、自分の中で自分と会話をすることです。
「オレはあれくらいの年齢の時はできていたのに、アイツ、何でできないんだよ!」
「いやいや、オマエさんができたからと言って、みんなができるとは限らないでしょ!」
「まあ、確かに、そうかもしれない。成長スピードは人それぞれだからなぁ。」
また、ある時は、
「成長スピードは人それぞれ。アイツに今それを求めても仕方がないよな。まあ、そこそこできてたらいいか。」
「いやいや、そんなにアイツの力を低く見積もったらダメでしょ!オマエさんができたのなら、みんなだってできる可能性があるよ!」
「確かに、そうだよな…。もっと期待して要求した方がいいよな。」
これ、分かります?
要するに、右に振り切った自分が現れたら、左に戻してやる。左に振り切った自分がいたら、右に戻してやる。
こういうのがいい塩梅を生み出すコツです。
それはもう、心の中は大忙しですけどね(笑)。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。