やる気の話
「君がやる気を出してくれさえすれば、絶対に成績は上がるから」
なんて言っている塾の先生の面談を聞いていると、ちょっと耳をふさぎたくなります(>_<)。
「やる気を出せ」って言われて出せるくらいなら、塾なんて来てませんよね?(笑)。
まあでも、「やる気」を出してくれないことには、なかなか成績も上がらないのは事実なわけで。
う~ん・・・困りましたね^_^;。
で、今日のブログは「やる気」について。
「やる気とは一体何なのか?」
「どうすれば子ども達のやる気を引き出すことができるのか?」
それを考えることは塾の仕事をしている限りは非常に重要で、先日の弊社の社員研修でも少し扱っていました。
ただ、実は「やる気」にスポットを当て過ぎると上手くいかないわけです。(もちろん、どうでもいいという訳ではないですよ。)
要するに、
「やる気を引き出して→できるようにしてやる!」
多くの塾の先生はこの順番で考えがちですよね?
でも、ちょっと違うんですよね。
極端な話、やる気なんて無くていいから、塾で「できる」ようにしてやることが必要です。
いや、もっと言えば、できるようにならなくてもいいから、「結果を出させてやる」ことが必要です(笑)。
そう、人は「できる」から、やる気が出るんです。
「結果が出た」から、やる気が出るんです。
できないものは、何をどう言ったとしても、やる気は出ない。(もしくは、やる気が出たとしても、すぐに無くなります。)
だから、「できた!」という経験をさせて、自分もできるんだという世界を見せてあげることが必要だったりします。
もちろん、その世界を見せてあげるためには、まずはやってもらわなきゃいけません。
やってもらうためには、その気にさせるとか、自分でもできるかもしれないという勘違い(?)をさせることが必要です。
それをするのが、入会面談。定期的な内部面談もしかり。
この先生の言うことを信じてみよう。
この先生の言うとおりにやってみよう。
言うとおりにやってみたら、自分もできるようになるかもしれない。
そういう想いを持ってもらうことが全てのスタートです。
ただ、それで頑張ってみて、やっぱり結果が出なかったら、結局、俗に言う「やる気」は出ないわけです。
だから、やる気を引き出す云々の前に、我々は「できるようにしてやる技術」を持つこと、磨くことが最も重要なのです。
本日はこのへんで。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。