まずは理解してあげるということ
先生と保護者の会話を聞いていても、
先生と子どもの会話を聞いていても、
上司と部下の会話を聞いていても、
もしくは、何かの講演会に参加したり、
ビジネス本なんかを読んでいても、
一方的に正論ありきの話をしている人って、
ちょくちょく見かけます。
その時、
いやいや、確かに仰る通りなんですけど…。
分かっちゃいるんですけど…。
って、私は思っちゃいます(笑)。
そして、その後、続けられる話はほぼ心に響きません。
何故かというと、
「分かってもらえていない」から。
そうなのです。一方的に正論なんて聞きたくないのです。
人間というのは、誰でも「自分のこと」を分かって欲しいと思う生き物で、
分かってもらっていると思えた時、心が開いていくのです。
だから、まずは相手の立場や状況を理解してあげることです。
保護者に対しては、「そうですよね」「大変ですよね」。
子どもに対しては、「勉強は面白くないよね」「やりたくないよね」。
講師の先生や部下に対しても、「頑張ってるよね」「よくやっているよ」。
そういう理解をしてあげることで、
相手は「この人は自分のことを分かってくれている」と思うのです。
そうすると、正論でも暴論でも(笑)、相手に伝わるようになるのです。
これは、「とにかく相手の言うことを認めましょう」なんていうテクニックの話をしているわけではなく、
何事も相手の立場や状況に思いを馳せてあげることが必要だということが言いたいわけです。
よくよく考えてみてくださいね。
保護者が子どもに口うるさく言うのも何か理由があるのです。
保護者は大変な想いをして働いていたりしているのです。
どんな子どもでも勉強ができない理由があるのです。
子どももいろいろなストレスを抱えていたりするのです。
講師や社員だって、力を発揮できない理由があるのです。
そう、いろいろあるんです(笑)。
もちろん、そういう個別事情に振り回され過ぎてはいけないのですが、まずは相手のことを理解してあげましょう。
そういう安心感が心を開くきっかけになるのです。
「なるほど。みんな大変だよね。」ってね(^_-)-☆。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。