誤ったと思える選択も、失敗だったと後悔することも、必ず未来に活きてくる
人間は、今の状態を憂う時、
「あんなことさえ無ければ今頃は、、、」
と思ってしまいます。
私もめちゃくちゃありますよ(笑)。
あの時に戻ってやり直せたら、
「そんな選択はしないのに…。」
「あんな失敗はしないのに…。」
ってね。
私自身、常に後悔のない選択をしてきたつもりですが、それでもそんなふうに考えてしまうことがあるわけです。
ほんと、「後悔先に立たず」なんてよく言いますが、その思いが心の奥底にこびり付いていて、なかなか取れないんですよね。
いくら文句を言っても、いくら悔やんでみたところで、過去には戻れないのに。
でもね、私も年齢を重ねてきたので、段々と分かってきたのです。
全ては必然なのだと。
そう、誤ったと思える選択にも、失敗だったと後悔することにも、全てに意味があるのだと。
もちろん、それは時間が経ってから分かること(気づくこと)なんですけどね。
私の場合の一例を挙げてみましょうか。(当たり障りのない例にしておきますが(笑)。)
私、実は、上場企業の某大手塾に転職をしたことを後悔している時がありました。
結局、自分にとってプラスになることは、殆ど無かったよなぁ…。
だとか、
こうやって独立開業するんだったら、あれは回り道だったよなぁ…。
なんて思ったのです。
ところがどっこい、このキャリアや経験が後々活きてくるわけですね(笑)。
というのも、弊社では、過去、様々な大手塾さんの研修をさせてもらったことがあります。
ここには書きませんが、ビッグネームの塾さんばかりです。
その中には上場企業の大手塾さんも含まれています。
これ、不思議だと思いません?
だって、我々の会社は吹けば飛ぶような無名の小さな会社だったにも関わらずですよ。
まあ、実は、こんなことができたのは、私の会社を引き上げていただき、大手塾さんに紹介してくださった方がいるからですけどね。
はい、この方は弊社の恩人の一人です。(だから、足を向けては寝れません(笑)。)
でもね、もう一つ。
あの後悔していた転職がここで活きてきたのです。
つまり、私がその転職先である上場企業の某大手塾で地域統括部長(エリアマネージャー)をやっていたことが大きかったんですよね。
私が中身的にたいした人間でなくても(笑)、そのかつてのキャリアや肩書きが信用度を高めちゃうわけです。
不思議なもんですね(笑)。
でも、本当によくよく考えてみてくださいよ。
くどいようですが、弊社は本当に小さな会社です。
その会社の人間が上場企業の塾のバリバリの社員の方々に研修するわけですよ。
おかしくないですか?
あり得なくないですか?
もし、私がその塾の社員なら、普通こう思いますよ。
「小さな会社で、たかが数教室の塾をやっているくらいで何を偉そうに言いやがる!上場企業の塾で働く我々の大変さなんて分からないくせに!」
ってね。
でも、安心してください。穿いてま…いや、違う、違う(笑)。しかも、古い(笑)。