会社の中で出世する方法(後編)
出世する人って、いったいどういう人なんですか?
ずばり!・・・社長に気に入られた人!
まあ、「気に入られた」という表現よりも、「信頼された」という言い方をした方がいいかもしれませんね。
要するに、業績も人望もスキルもキャリアも大事な要素ではあるものの、出世の決定打にはならないということです。
最後は「この人を上に上げたい」という社長の感覚。気持ち。
これ、不満かもしれませんが(笑)、零細企業や中小企業はもちろん、多くの会社の場合、間違いなく、“社長に信頼されるかどうか”が大事なのです。
だって、そういう企業はオーナー社長の場合がほとんどですから、必然的にそうなりますよね。
それが、現実です。
とは言っても、社長もバカじゃないので、気に入ってるからといって、それだけで、全く業績も上げず、人望もなく、社歴も浅くて運も持っていない人間を出世させたりしませんよ。
そんなことをしたら、組織がおかしくなりますからね。
あっ、でも、たまにそんな社長もいるかなぁ(笑)。
ん?…でも、会社組織って、社員を含めたみんなで作り上げるものじゃないの???
それはそうですよ。
しかし、最終決定者の社長が納得しない形には絶対になりません。
だから、「オレは業績をバンバン上げて、この会社でのし上がってやる!」と声高らかに叫んでみたところで、社長に信頼されていなかったら、残念ながら出世しないわけです。
また、いくら同僚や後輩から慕われていようが、そんなものは関係ないのです。
もちろん、実際のところは、業績を上げる人や人望のある人の方が社長からの信頼される確率は高まるとは思いますけどね。
では、そんな社長に信頼されるにはどうしたらいいのでしょうか?
簡単なことですね。
社長が好きそうな言動をすること。
社長が望んでいることを叶えてあげること。
その2点じゃないですかね。
この2点の蓄積が社長の信頼へと繋がっていくのです。
ただ、これって目に見えるポイント制じゃないので分かりにくいんですけどね(笑)。
だから、繰り返しになりますが、どんなに実績を上げていても文句ばっかり言っている人や、人望があると言われていても後ろ向きな姿勢の人は、信頼の貯金が貯まっていかないので、社長がそういう人を出世させるわけはないのです。
あっ、でも、誤解してほしくないのは、社長に愛想を振りまき、ごまをスリスリした方がいいよと言っているわけではありませんよ。
もちろん、個人的には、そうされるのは嫌いじゃないけどね。・・・なんちゃって(笑)。
ただ、とにかく愚直にやっていたら、社長に気に入られて、出世できるなんてことはないということを理解しておきましょう。
出世するには戦略も技術もいります。
いやらしい話に聞こえるかもしれませんが、組織の中での立ち回りが重要なのです。
どういう発言をするか、どういう姿勢でいるか。
とにかく、
楽しく働きたければ、出世しろ。
自分のやりたいことをやりたいのなら、出世しろ。
ついでに、お金が欲しけりゃ、出世しろ。
会社を変えたけりゃ、出世しろ。
そして、会社を大きくする原動力になれ。
そのためには、社長に気に入られる人材になりなさい。
そういうことですね(#^.^#)。
それが会社という“ゲーム”のルールです。
あっ!
今現在、社長に気に入られてないから手遅れだって?
いやいや、大丈夫ですよ。
人間の感情や評価なんて、いくらでも変わります。
今からでも遅くありません。
社長のハートを撃ち抜くような、言動や結果を出していけばいいのです。
実際、サラリーマン時代の私は、まあまあ出世しましたが、最初の頃は、社長や上司のお気に入りリストには全く入ってなかったですから(笑)。
だから、頑張りましょう!
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。