普通じゃない方がいい(^_^;)…その2
昨日の続き。
私が仕事モードの時に、常に意識していることが3つありまして。
1.相手の話を興味を持ってちゃんと聞く。
2.普通のことは言わない。
3.オンとオフのギャップを作る。
1の「相手の話を興味を持ってちゃんと聞く」に関しては、昨日のブログで書きました。
では、本日は、2の「普通のことは言わない」と3の「オンとオフのギャップを作る」について。
この2つ、実はどちらも根っこは同じで、「相手の予想を裏切る」ことを意識しています。
だって、相手の予想通りの言葉や反応をしていても、全然ワクワクしないでしょ?
それじゃあ、この仕事は上手くいかない。
だって、「塾の先生」という仕事は、目の前の人の心を動かして何ぼですからね。
でも、これ、奇をてらった感じでやる必要はありません。
普通に話せば、普通じゃなくなるのです。
例えば、塾生が「勉強面白くない!勉強なんてしたくない!」と言って来たとします。
すると、大抵の塾の先生は「いやいや、勉強はしなきゃいけないよ!」と言って、
その後、「そうしなきゃ志望校に受からないよ!」とか、「人生の選択肢を増やすためには、勉強は必要なんだよ!」なんて言葉を続けるケースってよくあると思うのですが、、、
あなたは(←その塾の先生ね!)、子どもの頃、勉強が面白くて仕方がなかったですか?
勉強なんてしたくないって思ったことは一度もなかったですか?
まあ、そういう人も中にはいるのかもしれませんが、殆どの人はこの生徒が思ったように感じたことがあるんじゃないでしょうか。
だったら、「確かに勉強は面白くないよね。勉強なんてしたくないよね。やめとこうか?」って言ってあげたらいいんじゃないですかね(^_-)-☆。
これ、普通でしょ?おかしなことは言ってないでしょ?
だって、自分もそう思った時があるんだから。
でも、子ども達からすると、こんなことを言う塾の先生は普通じゃないのです。
だから、子ども達は、何となく心がザワザワします。もしくは、ワクワクします。
「この先生、何?普通じゃない。」となって、この先生と話をするのが楽しくなります。
この先生の話をもっと聞きたくなります。
そして、最終的には、、、
この先生が言うことなら、聞いてみようかなっていう気になります。
この先生なら信頼できるかなって思うようになります。
まあ、実際には、そんな簡単にはいかないかもしれないけど、
要するに、普通のことを言えば、普通じゃない感じになることが一杯あるということ。
これが私が言わんとしている「普通じゃない方がいい」ということね。
あと、「オンとオフのギャップを作る」のも大事。
いつも穏やかなのに、いざと言う時は厳しい。
いつも怖そうなのに、話してみたら凄く優しい。
いつもは細かいのに、時々、めちゃくちゃ適当。
などなど。
これは正直言って、テクニック的な要素もありますが、、、
私の場合は、単なるテクニックというよりも、そういうスイッチを入れると、本気でそういうモードになれるわけです。
演技ではなく、その瞬間は本気。
だから、普通にやっているだけね。
でも、「いつもはこうなのに、いざという時は全然違う!」という姿を見せると、相手の心はザワザワします。
「この先生・・・いつもと違う!」・・・ザワザワ(゜.゜)
そうなると、話が心にズドーンと突き刺さるわけですね。
実は、人の心を掴もうと思えば、こういうギャップが大事。
そう、人は誰に対しても、何に対しても自分の中で「こうだろう」という予想をしている部分があって、その予想が裏切られた時、心が動くのです。
だから、勝負どころでは、いつもと違う言葉、いつもと違う顔、いつもと違う姿勢・・・「普通じゃないあなた」が必要なのです。
ということで、、、
この先生、他の大人達とは違う!
この先生、学校の先生とは違う!
この先生、他の塾の先生とは違う!
そんな塾の先生の方がきっと魅力的(^_-)-☆。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。