仕事が分かってきた時にハマる落とし穴
人は仕事の経験を積んでいって、ある程度の成功体験も掴んで、ちょっと仕事に対する自信を持ったあたりで、落とし穴にハマっちゃうことがあります。
これ、自分の守備範囲だけで仕事をするという落とし穴。
つまり、自分のやりやすい人を選んでしまっていたり、自分の考えややり方以外は受け入れないというやつね。
もちろん、悪気があってのことではありませんよ。
どちらかというと、真面目な責任感がある人がハマってしまいます。
ただ、塾の場合だと、この落とし穴にハマると、自分自身も成長しなくなるし、教室の生徒数も伸びなくなるんですよね。
皆さんは大丈夫ですかー?
あっ、自分はまあまあ仕事ができていると思っている人は、危険信号ですよ。
恐らく・・・自分が思っているほど出来ていませんから(笑)。
では、具体的にもうちょっと見ていきましょうか。
例えば、、、
「この子はうちの塾には合わない。」
「この子はうちの塾では指導できない。」
「この子は別に入塾してもらわないで結構。」
「この子の保護者の考えは間違っている。」
そんな感情が芽生えることがチラホラあるようなら、もしかして、それはあなたが落とし穴にハマっているのかもしれませんよ。
これ、先に述べたように、自分がやりやすい生徒だけ、もしくは自分の言うことを簡単に聞いてくれる保護者だけを受け入れようとしているわけです。もちろん、無意識に。
自分が成長したら、受け入れられる生徒や保護者の幅も広がるのに、もったいないね。
いや、もっと言うと、受け入れづらい生徒や保護者を思い切って受け入れるからこそ、自分自身の器が広がったり、スキルが上がったりするわけですから。
あと、最近、手応えのない面談、相手の反応がイマイチな面談が増えてませんか?
例えば、一方的に話をしているような面談になっていたり、自分の持っていきたい方向に強引に持っていっている感じになっていたりしていませんか?
もし、そうだとしたら、単に自分の考えややり方に固執し、それを押し付けているだけの面談になっているのかもしれませんね。
塾の先生を長くやっていると、もしくはこの仕事が分かってくると、どうしても自分の価値観や考えが唯一の正しいものに思えちゃったりして、こういう傾向になりがちなのですが、、、
まあ、正しいとか正しくないとか、そんなのはどうでもいいわけで。
いろいろな考えの人がいて、いろいろなやり方があって、それが普通です。
個別指導は、いろいろな人を認めることが原点です。
なんて、偉そうなことを書いていますが、かく言う私だって、きっちりこの落とし穴にハマりましたよ(笑)。
やっぱり、それなりに自信を持って来ちゃうと、勘違いしちゃうんですよね(^_−)−☆。
さて、この落とし穴からどうやって脱出しましょうか?
私のおススメは、、、
まずは「自分はまだまだ発展途上だ」とめちゃくちゃ自分に言い聞かせる(笑)。
そして、「どんな子でも、どんな状態でも受け入れる」と決めること。
これが大事。
その上で、この子や保護者をどう攻略するか(どう信頼関係を築くか)をただひたすら考えるのです。
そういう思考に立てた時、もしかして落とし穴から脱出できているかもしれませんよ。
是非、お試しあれ!(#^.^#)
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。