現実から考えるのではなく、理想から考える
今日は大事な話。
いつもは大事じゃないのかと言われれば、そうでもないんですけどね(笑)。
仕事が上手くいかない人の思考パターンの1つとして、「現状から考えている」というのがあります。
つまり、「現状がこうだから、こういう結果になれば御の字だな」という思考です。
これ、違うんですよね。
仕事というのは、常に理想の姿をイメージして、そうなるためには現状をどう変えていくのか、この現状からどうすればその理想に届くのかを考えてやるものなのです。
特に個別指導塾を運営していると、この現状に引っ張られた思考に陥りやすいので、気を付けなければなりません。
例えば、こんなパターン。
ある生徒(A君)のテストの点数は40点。
彼の現状を見てみると、まだまだ基礎力がついていないから、次回の目標点は60点にしよう!というやつです。
現状から見れば、もしかして、それは妥当な目標点かもしれません。
でも、それで彼が志望する高校に必要な内申点は確保できるんですか???
うっ…。いや、それでは足りません…。
だったら、あかんあやん!(笑)
こんな例も。
生徒達の現状を見ていると長時間勉強させるのは厳しそうだから、講習会は少ない時間で集中させてやらせよう!というやつ。
まあ、集中させるのはいいのですが、彼らが目指している志望校は、そんな少ない時間の勉強で受かるんですか???
うっ…。そう言われたら、厳しいと思います…。
だったら、これもあかんやん!(笑)。
我々がやっているのは、一人ひとりに合わせた個別指導ですから、生徒の現状を見て、スモールステップで成功体験を積ませることは重要なことです。
ただ、何事も期限と言うものがあるわけですよ。
だったら、その期限に間に合うように成長させていかなければならないのです。
高い課題を設定したらモチベーションが下がるから、できない?
だから課題設定を下げる?
それは生徒の現状に迎合している姿です。
そんなものは教育でも何でもありませんね。
理想や目標があるのなら、下げてはいけません。
いや、下げるにしても、それはやることをやって、どうしても無理な場合の最終手段です。
高い課題を設定することによってモチベーションが下がりそうなら、下がらないためにどうするのか?ということを考えなければならないのです。
我々の仕事は、その子が行きたい理想や目標まで引き上げてあげることです。
それは、個別指導塾だろうが集団指導塾だろうが関係なく、塾としての姿勢ですね。
本日はこのへんで。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。