仏の顔も三度まで
昨日に引き続き、「三度」シリーズを(笑)。
私、昨日のブログで、
「三顧の礼」なんて滅多にないよ〜。
チャンスは何度もあるわけじゃないよ〜。
という内容を書きました。
これ、チャンスだけじゃなく、失敗も同じだと思うのです。
何度も同じミスを繰り返すことは許されませんよ〜という話です。
そう、仏の顔も三度まで(#^^#)。
生徒の場合。
問題を解説して、それでも、なかなか理解できないようなら、三度と言わず、何度でも解説しますよ。
それが個別指導ですからね。
お金も貰ってますしね。
これはオッケー。
ん?…でも、待てよ。
三度も解説して理解させきれないということは、根本的に教え方が下手くそということなので、それはそれで問題ですね(笑)。
まあ、今回それはいいとして、仕事の場合は「何度でも」とはいきません。
例えば、何度も注意されているにも関わらず、同じミスを繰り返すとしたら、大きな問題です。
学習能力が低いと言わざるを得ません。
あんな寛大な仏様まで、「三度まで」と仰ってるんだから、せいぜい同じミスが許されるのは、その三度までですよ(笑)。
まあ、本当は一度で学ぶべきですけどね。
仕事人たるもの、それを肝に銘じておかなければなりません。
塾の場合、生徒の成績向上についてもそうですよ。
三度のテストを経験しても、一向に成績向上が見られなければ、生徒や保護者から愛想を尽かされます。
「この塾、あかんやん。全然成績が上がらん!」てね。
もちろん、何度でもチャンスを与えてくれるご家庭もあるかもしれませんが、プロである以上、その好意に甘えてはいけません。
だから、もし、二回のテストで全く変化が見られないのなら、指導法なり何なりを根本的に見直さなければならないのです。
また、教室業績の目標達成についてもそうですね。
塾の場合、基本的には、「春の募集期」「夏の募集期」「秋冬の募集期」と三回の募集期がありますよね?
ここでも、未達成が許されるのは三度までです。
そう、三度ということは一年間ということですね。
つまり、「一年間は我慢しますよ。あなたの成長を待ちますよ。」ってことです。
しかし、四度目の失敗は許されない…。
これは会社の都合で言っているわけではありません。
あなたのためです。
私の経験してきた範囲内で言うと、一年以上、目標未達の教室長が突然変異して、バリバリ目標達成をする教室長になったことを見たことがありません。
もちろん、教室長に限らずですが、負け癖がついている人は、ずっと負けます。
教室を異動したところで、配置転換をしたところで、結果は同じです。
この「負け癖」って厄介なもので、自分から自信も奪っていくし、周りからの信頼も奪っていくのです。
だから、何としてでも、自分のために達成しなきゃいけないのです。
仮に達成できなかったとしても、次に繋がる確かな変化を刻まなければならないのです。
そうじゃないと、頑張っている自分が可哀想ですよ。
まあ、そんなことは言われなくても、分かっていますよね?(笑)
分かっているけど、できないわけで。
でも、何故、できないのでしょうか?
人間の能力なんて、たいして変わらないのに、出来ている人と出来ていない人が存在する事実。
出来ている人と自分はいったい何が違うのでしょうか?
仕事に対する意識が違うのかもしれません。
仕事の仕方が違うのかもしれません。
戦略の立て方や人の動かし方が違うのかもしれません。
恐らく何が違うのです。
だから、もし、あなたが目標達成できる人間になりたいと思うのなら、自分のオリジナリティや拘りを捨てて、上手くいっている人のやり方を徹底的に真似ることです。
半人前にオリジナリティや拘りなんていらない。
そのスタンスに立てた時、きっと突破口が開けます。