チャンスは何度もあるわけじゃない
「三顧の礼」なんて言いますが、実際は、三度もお願いされることなんてないのです(笑)。
そう、チャンスはそうそう巡ってこないんですよね。
今日はそんな話です。
ところで、皆様、この「三顧の礼」ってご存知ですよね?
「三国志」の中にも出て来る劉備(りゅうび)が軍師・諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)を迎え入れるため、三度、彼の元を訪れて、お願いしたという話からきている故事成語ですね。
まあ、諸葛亮孔明くらい凄い人物なら、三度でも四度でもあるのかもしれませんが、普通の人はありません。
だって、一回断られたら、その後、頼み辛いもん(笑)。
それに、他の人でもいいのなら、喜んで引き受けてくれる人にお願いした方が気分もいいですからね。
さて、その「お願いごと」ですが、よく「お願いごとは、試されごと」なんて言い方もされます。
つまり、「お願いごと」は、ある意味チャンスなんです。
お願いされたことをやり切れば(成果を出せば)、会社からも、周りからも大きく評価されます。
また、自分自身の成長にもつながるでしょうしね。
だから、お願いごとは余程のことがない限り、断らない方がいいのです。
もしかして、「それをやる自信がまだ…」なんていう場合もあるかもしれませんが、頼まれるタイミングが、恐らく、あなたがやるべきタイミングなのでしょう。
また、そのお願いごとが難しい課題だったとしたら、あなたなら何とか工夫してやってくれるんじゃないかと期待されているわけです。
言ってみれば、良い意味で試されているんですよね。
だから、くどいようですが、自信があろうが無かろうが、お願いされたら全て引き受けた方がいいし、難しい課題だったとしても何とかやれる努力をした方がいいという話です。
だいたい成功している人っていうのは、そういうチャンスを掴んできた人と、昔から相場は決まっているんですよね(笑)。
で、このチャンスですが、誰にでも必ず訪れるんじゃないかと、私は思うわけです。
仮に、今ぱっとしない人でも、必ず出番はやってくるはずです。
ただ、その時に、そのチャンスを掴めるかどうかが運命の分かれ道。
その巡ってきたチャンスを掴まないと、次のチャンスはなかなか訪れません。
そして、あなたが掴まなかった、そのチャンスは他の人に回っていくのです。
世の中、そういうものです。
会社なんて、最たるもの。
もちろん、チャンスをものにできなかった人は、二度とチャンスが巡ってこないわけではありませんよ。
ただ、もう一度、チャンスがやってくるかどうかは、あなた次第。
どんな状況だろうと、腐らず、前向きに努力している限り、きっとまたチャンスは訪れるでしょう。
それを掴むかどうかも、あなた次第。
自分の未来は自分で切り開くもの。
では、本日はこのへんで。