できる人は重い荷物を背負うようになっているのです。
皆様の会社(塾)には生徒数目標ってありますか?
もしくは売上目標はありますか?
えっ?塾なのにそんなものがあるのはおかしいって?
どうせまたそんなことを言う人がいるんでしょうね(笑)。
前にも書きましたが、どんな企業塾だろうが、個人塾だろうが、それで生計を立てている以上、必ず目標はありますよ。
それが紙ベースであるのか、頭の中なのかは分かりませんが。
それでも、まだ反論する人がいたら、聞きますね。
「生徒が一人でもやれますか?」って(笑)。
まあ、今日はその話はいいとして。
仕事ができる人は重い荷物を背負うようになっているという話をしますね。
例えば、会社内で、どうしても運ばなければならない荷物が一杯あるとします。(何だか意味不明な例えですね)
そして、社員の人数が少なければ、みんなで手分けして背負わなければなりません。
でも、これ、平等には背負えないんですよね。
歩くだけで精一杯で、全く余分な荷物を背負えない人もいるので、元気な人(仕事ができる人)が多くの荷物であったり、重たい荷物を背負うことになるのです。
これは仕方がないのです。
それが仕事ができる人の宿命です。
だから、目標数字だってそう。
誰が見ても平等な目標設定なんて不可能です。
だいたい「過去こうだったから、今年もこれくらいで」という程度です(笑)。
実際、過去の数字なんてアテになりませんからね。
教室長が変われば、生徒数が大きく伸びたり、思いっきり減ったりなんてことはザラです。
授業料客単価だってそうです。
「この地域は所得が低い人が多くて、あまり授業数を取ってもらえません…」なんて言っている教室も、教室長が変われば、あっさりと客単価が上がったりします。
何じゃそりゃ?(笑)
結局、数字なんて人が作り出しているもの。
そこで、目標数字だって、仕事ができる人が背負うことになるのです。
えっ?達成しなかったら嫌なので、できるだけ軽い荷物を背負いたいって?
えっ?達成しなかったら評価が下がるから、重い荷物を背負うのは損だって?
まあ、そうかもしれませんね(笑)。
目標達成は絶対ですから。
でも、残念ながら、そういう人は真のリーダーにはなれません。
そして、実は小さな評価は得られても、大きな評価を得られることもありません。
だって、軽い荷物を背負って目標達成した人と、重い荷物を背負って目標達成した人だったら、どちらを評価すると思います?
もちろん、重い荷物の方ですよね?
また、私は荷物の重さだけではなく、運ぶ姿勢も見ています。
だから、私はみんなが持ちたがらない重い荷物を背負う人を評価します。
そして、それを運び切った人をもっと評価します。
仕事の役割だってそうです。
日々の仕事だけで大変だから、兼務で他の仕事をしたくないのは誰だって一緒。
でも、その役割を誰かがやらなければならないのです。
それを誰が背負うのか?
とにかく、自分を成長させたいのなら、重い荷物を背負ってみることです。
もしくは、荷物を背負ってくれと頼まれたら、断らないことですね。
その依頼はあなたへの期待の表れですから。
そして、その期待に応えて、荷物を運び切ってみることです。
それが本当に仕事ができる人のスタンスです。
また、お金にしても、基本的には、ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンという構図があります。
背負った人が一杯貰って、背負わない人はそれほど貰えない…世の中そういうものです。
ん?…でも、私、サラリーマン時代、結構重い荷物を背負って来ましたが(ハイリスク)、ローリターンでしたね。
まあ、いいや(笑)。
とにかく、荷物を背負わない人よりも、荷物を背負う人が偉いんです。
その方が成長できるのです。
そして、それを常に運び切っている人を称して、「仕事ができる人」と言うのです。
さて、あなたは重い荷物を背負っていますか?
多くの荷物を背負っていますか?