期待されて何ぼ
「人は育てたように育つ」と言います。
つまり、ダメだと思っているあの部下も、使えないと思っているこの社員も、あなたが育てた結果、ということですね。
これ、上に立つものは肝に銘じておきたい言葉です。
だから、どんな部下でも、どんな社員でも、その人の可能性を信じて、辛抱強く育てることが大事なのです。
まあ、ある意味、「きれいごと」なのかもしれませんが、私は真面目にそう思っています。
しかし…、
下にいるものは、上司のこういう姿勢に甘えていてはいけないのです。
「辛抱強く待っていてくださいね」
「長い目で見て、育ててくださいね」
もし、そんなことを思っているとしたら、かなりイマイチです(笑)。
実際、会社は学校でもなければ、社員たちの育成機関でもありません。
また、会社経営も遊び半分でできるほど簡単なものでもありません。
そこにいる社員やスタッフが一生懸命に頑張って、顧客の為になることをして、それで初めて売上が立って、やっていけるものです。
つまり、あなたの存在が顧客の為になり、会社の役に立つ存在にならなければならないのです。
えっ?そうは言っても、頑張ってるもんって?
いやいやいやいや、そんなの当たり前のことです、仕事なんだから。
何度も言ってますが、頑張っているだけで、飯が食えるんだったら、そんな簡単なことはないですからね(笑)。
だから、会社の立場からすると、「あなたを雇うと、会社にはどんな良いことがありますか?」と、常に問うてるわけです。
実際、就職活動をしていると、面接でよくこんなことを聞かれるでしょ?
「あなたは、うちの会社に入ったら、何をしたいですか?」
「あなたは、うちの会社に入ったら、どんな貢献をしてくれますか?」
そりゃあ、そうですよね。
繰り返すようですが、会社にとってメリットがない人間を雇えるほど、どこも余裕ではありませんからね。
つまり、社員の立場に立って考えるならば、会社が雇うメリットがあるように努力をしていくということが大事なんです。
いや、もっと正確に言うと、努力だけじゃダメで、やっぱり、結果を出さなきゃね。
もちろん、会社側は、入社してすぐの社員が大きな結果を出すことを期待しているわけではないでしょう。
しかし、それでも、未来については期待させてほしいのです。
この社員はこのまま成長していけば、大きな戦力になるんじゃないかと。
ということで、組織人たるもの、会社(上司や社長)に期待されて何ぼです!
だから、世の中の社員の皆様、思いっきり、期待させてやりましょう!
あっ、決して、上ばかり見て仕事する「ヒラメ社員」になれ!と言っているわけではありませんので、誤解のないようにね。
では、頑張って!
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした