白いカラス
黒いカラスを見て、
社長があれは白いカラスだと言った。
普通、社員達は、「はっ?あれはどう見ても黒いカラスやん!」
と思いますよね?(笑)
でも…
「うちの社長は頭がおかしいな。まあでも社長がそう言うなら白ってことにしとこ」
ということになって、
「社長、確かにあれは、白ですね」と皆で引きつった愛想笑いをしながら言う。
こういう会社(塾)は結構あったりします(^-^;
ただ、このような状態では、この会社の前途は多難です。
では、伸びる会社ってどんな状態なのでしょうか?
社員の皆が「社長!あれは黒いカラスですよ!!目を覚ましてください!!」
という状態・・・
だと思いきや、
そうではありません。
確かに、一見、こういう会社(組織)の方が伸びていきそうな気がしますよね?
だって、普通に見れば、カラスは黒なんだから、社員達が事実として正しいことを社長に進言する。
至極まともな会社(組織)ですもんね。
しかし、事実を事実として言ったり、常識的な判断をすることが、必ずしも伸びる会社の姿ではないのです。
実際、凄く伸びている会社(塾)っていうのは、こんな感じ。
社長が黒いカラスを見て、白いカラスだと言う。
社員達は、何故、社長が白と言っているのかを理解して、
皆で「あれは白いカラスだ!」と信じて、前に突き進む。
ここで重要なのは、
「何故、白なのか」をしっかり理解し、
皆が白いカラスを信じること。
信じて前に進むこと。
「白いカラス」が良いとか悪いとかは別にして、
これが伸びていく会社(組織)の姿です。
あっ、もちろん、「白いカラス」が法を犯すようなことなら、話は違いますからね。
そんな会社なら、とっとと辞めましょう(^^)/。
また、どうしても黒いカラスとしか見えず、白いカラスであることが我慢ならないなら、この会社を去ればいいのです。
会社を経営していると、
右に行くべきか、左に行くべきか、
を決断しなければならないことが山ほどあります。
常識的に考えれば、右の道(黒いカラス)だろうと思っても、
社長が左の道(白いカラス)を選択する時もあります。
その選択をする理由は様々で、
社員達には言えない事情があるからかもしれません。
社長に入ってくる情報量の差で判断しているのかもしれません。
社長の経験からくる閃きかもしれません。
社長の理想がそうさせるのかもしれません。
カラスの話を例にしているので、どうも分かりにくいと思いますが(笑)、、、
要は、事実として(常識的に考えて)、
正しいとか正しくないとかなんていうのは、どうでも良くて、
リーダーの想いを理解し、
リーダーの考えに賛同し、
皆でそうありたいと思い、
前に突き進むこと、
これが会社を伸ばすためには必要だと思うのです。
ということで、
あなたが社長のことを信じるのなら、
「白いカラス」を心から信じてみてはどうでしょうか?
うちの社員の皆様、よろしくね~(#^^#)。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした