自分を突き動かす何か
実は、フランチャイズを含めて、個人で経営されている個別指導塾は、40名~60名くらいの規模が多かったりするんですよね。
何故、その人数が多いのか?
その一番の原因は…
私は塾長の「意識」だと思うんですよね。
よくあるパターンとしては、こうです。
借金を背負って、休みも取らず、がむしゃらに頑張って、何とか生徒数50名まで持ってきました。
この時、例えば客単価2万円だとすると、月額売上は100万円。
アルバイト講師料を25%とすると、25万円。
地代家賃や水道光熱費、消耗品で25万円。
残りは50万円。
借金の返済分を考えても、これで何とかやっていけちゃうようになるんですよね。
そうするとどうなるのか?
「安心感」が心の中に生まれるのです。
気持ちはよーく分かります。
生活するために、必死に頑張ってきたのですから、「ほっ」としますよね。
ただし、この「ほっ」とがいけない…(笑)。
一度、「ほっ」としてしまうと、それが居心地が良くて、なかなか抜け出せなくなります。
そうすると、毎年、毎年40名~60名の生徒数をウロウロするようになってしまいます。
これが、生徒数がそれ以上伸びない一番の要因だったりします。
もちろん、それだけではなく、個別指導塾で生徒一人ひとりをしっかり見ようと思えば、60名くらいで1つの壁が現れてくることもあるでしょう。
でも、それも「安心感」さえ生まれていなければ、何とか乗り越えるでしょう。
人間ってそういうものです。
まあでも、いろいろな価値観がありますから、安定的に何とか生活できるレベルで維持していく塾経営もいいかもしれません。
でもでも、冷静に考えると、永遠に現状維持なんてことはないんですよね。
長い目で見れば、下がるか上がるかのどちらかです。
では、どうしたらいいのか?
ここからは、更なる「何か」がいるのです。
そう、自分を駆り立てる、自分を追い込む「何か」がいるのです。
もっとお金持ちになりたいという「欲」でもいいでしょう。
もっと地域の子ども達に貢献したいという「志」でもいいでしょう。
もっと生徒数や教室数を増やして、大きなことがしたいという「夢」でもいいでしょう。
事業拡大のために、さらなる「借金」をするのもいいでしょう。
伝承者を創るために、新たに「社員」を雇うのもいいでしょう。
何でもいいです。
今の閉塞感から脱却するためには、自分を動かす「何か」がいるのです。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした