勘違いしていませんか?
同じような話を何度もしているような気がしますが、これ、大事なので何度も言いますね(^_-)-☆
とにかく、人間っていうのは、みんな勘違いする生き物なんです。
特に、ある程度成功しちゃった人やバリバリ活躍している人なんかは、この勘違い状態に陥りがちになります。
そう、「自分は最初からできる人間だった」という勘違い。
例えば…
最初から仕事が出来る人間なんて、そうそういないのに、最初の頃のことを忘れて、何となく昔の自分が美化されて、自分は初めから出来ていたと勘違いしてしまうパターン。
そして、そういう人からは、「あいつは本当に仕事が出来ない…」みたいな愚痴が出るんですね。
私、過去、いろいろな社員を見てきましたが、最初からできていた人は一人もいません。
もちろん、私なんて、できないダメダメ社員の筆頭でしたしね…。
また、誰の力も借りず、自分だけの力でのし上がってきたと勘違いする人もいたりして。
そんなわけないでしょ(笑)。
きっと、自分が見えないところで、フォローしてくれたり、影響を及ぼしてくれた人の存在があるわけです。
そのことが分からない人間は大成しませんね。
それから、アルバイトについてもそう。
自分も最初はお金欲しさにバイトを始めたはずなのに、最初からヤリガイを持ってやっていたような勘違いをしているわけです。
そして、「最近のアルバイト達はお金や待遇のことばっかり…」と、これまた愚痴が出るんですね。
いやいや、誰だって、最初はお金ですよ(笑)。
もし、自分が学生時代にアルバイトにのめり込んで頑張っていたとしたら、必ず、そのように導いてくれた人がいるのです。
勉強に関してもありますね。
自分は学生時代、勉強が出来てたと思っているけど、当時の通知表を見ると、案外たいしたことなかったりして(笑)。
まあ、完全な勘違いなんですよね。
もし、仮に良かったとしても、それがどうした?(笑)。
それなのに、「何で勉強ができないのか分からない…」「やる気のない子の気持ちが理解できない…」って。
いやいや、あなたも、「できてなかったこと」や「やる気が出なかった時期」だって、あったと思いますよ。
たぶん、忘れているだけですって。
家庭でもそう。
私の中の「夫婦間で口が裂けても言ってはいけない発言」のトップ3は…
「誰のおかげで、こんな生活ができている(飯が食えている)と思っているんだ」
「誰のために、俺(私)がこんなに働いていると思っているんだ」
「俺(私)はこんなに大変なのに、お前(あなた)は、気楽でいいよね」
この3つ、どうです?
最悪でしょ?(笑)
ほんと、「自分はこんなに頑張っているのに…」的な発言をするのは、ナンセンスなわけです。
だって、自分が頑張れているのは、パートナー(奥様や旦那様)のおかげですから。
そこんとこ、勘違いしてはいけませんね。
まあ、要するに、
皆、たいしたことないってこと。
「自分は凄かった」なんて勘違い。
「自分一人が頑張っている」というのも、勘違い。
それをちゃんと思い出しましょう。
そうすれば、部下に対しても、アルバイト講師に対しても、生徒に対しても、奥様(旦那様)に対しても、優しくなれたりします。
“実るほど頭を垂れる稲穂かな”
(意味)
稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。
常に、謙虚さを忘れずにいきたいですね。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした