退塾防止が重要なんじゃない!
最近、うちの塾に他塾さんから転塾して来た生徒がいまして。
その子や保護者の方からの話を聞くと、物凄い引き留めに合っているようで。
私はその話をうちの社員から聞きました。
まあ、引き留め方や引き留めの提案内容は言いませんが、よくそんな感じで引き留めをするよな~と思うこと半分、それくらい必死にやらなきゃいけないのかな?うちは甘いな…と反省すること半分(笑)。
そんな気持ちです(*^^*)。
さて、学習塾業界にいると、退塾防止、退塾防止、退塾防止…この言葉、耳にタコができるくらい聞いてますよね?(笑)
そう、学習塾にとっては、退塾を出さないことは重要なことです。
生徒数的にということもありますが、それよりも生徒や保護者の期待に応えるという部分において、大切なことなのです。
ただ、気がつけば、この「退塾」に対する意識がおかしな感じになっていることが、そこそこあるんですよね。
それは、一言で言うと、「退塾防止が目的になってしまっている」ということ。
つまり、塾の先生は、退塾防止のために塾をやっているわけじゃないですよね?
塾は生徒の学力を伸ばすためにやっているのです。
そして、その結果として、退塾防止につながるのです。
いやいや、単なる言葉遊びでしょ!という突っ込みが入ったかもしれませんが、私、決して遊んでいませんから(笑)。
というのも、多くの塾さんが、退塾防止に力を入れ、一人の退塾者も出したくないと、日々頑張っておられます。
当塾だって、そうです。
しかし、その中身を見た時に違和感を感じることも少なくないのです。
それは、退塾を出さないために、穏便に穏便に、ことを荒立てないように、無難な指導をしているシーンに出くわしたりするからなんですね。
時には、生徒や保護者に迎合して、辞めないように辞めないように接していたりもするのです。
それって、違いますよね?
生徒や保護者の気持ちを無視していいわけはありませんが、このままでは伸びないと思うのなら、生徒や保護者にちゃんと話をして、何かを変えなければならないのです。
面と向かって、勝負しなきゃいけないのです。
辞められることを恐れ、何となく無難な指導をするくらいなら、辞めてもらった方がましですよ。
だって、お金がもったいないですもん。
そう、塾は生徒の学力を伸ばすために、指導をしていることを忘れてはいけないのです。
しかし、努力の甲斐も虚しく、思うような成績が取れず、辞めていく生徒もいるでしょう。
その時は、昨日のブログに書いたように、くよくよしましょう。
自分の力の無さを、しっかりと受け止めましょう。
そして、そして、次に同じような生徒が現れた時には、その子を伸ばしてやれる自分になれるように努力しましょう。
それが学習塾の先生のあるべき姿です。
それでは、最後に、誤解を恐れずに、言いますね。
「退塾が怖くて、塾なんてやってられるか!!!」
あっ、言っちゃった(笑)。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした