で、それは何故そうなってるの?
人は、ついつい問題の本質を捉えずに、表面上に見える問題に対しての対処法を取ろうとしがちです。
だから、そんな人を見ると、私は「努力するのはそこじゃないんだよな〜」なんて思いながら、ニヤニヤしているんです。
ほんと、意地悪でしょ?(笑)。
まあ、冗談はさておき、問題の本質を捉えることは、本当に大事なことなのです。
それが分かっていない人(表面上の問題に意識が向いている人)は、人に対しても間違ったアドバイスをしてしまいます。
例えば、
空腹で困っている人がいるとしますよね。
多くの人は、それを解決する方法は「お腹いっぱいに食べること」だと思うわけです。
だから、「早く何か食べなさい」とアドバイスをするのです。
でも、そのアドバイスでは問題が解決しないことが多いんですよね。
何故なら、そこには本質的な問題が隠されているからなのです。
何故、食べ物を食べていないのか?
…これが大事なわけです。
食べ物を食べていない理由は・・・
お金がないのかもしれない。
忙しくて時間がないのかもしれない。
近くにレストランがないのかもしれない。
さらに、深く掘り下げて、
お金がないのは何故?
忙しいのは何故?
レストランがない場所にいるのは何故?
とにかく何故?何故?何故?と掘り下げて、問題の本質を見つけ出すことが必要なのです。
結局、この例の場合でいうと、問題を解決するためのアドバイスとしては、
「日雇いのバイトをしてお金を稼ぎなさい」
「病気のふりして仕事をサボって時間を作りなさい」
「レストランのある場所に行くためにバスに乗りなさい」
なのかもしれませんね。
これは、学習塾の仕事も同じです。
例えば、
何故、生徒数が増えないのか?
口コミが作れていないから。
それは、何故?
成績を上げられていないから。
それは何故?
何故?何故?何故?
これを繰り返えしていくと、生徒数が増えない問題の本質が辿り着くのです。
生徒対応でもそうですよね。
宿題をやってこなかった生徒がいるとします。
多くの人は、「あいつ、サボりやがったな」と考え、罰として、居残りをさせて、宿題をやらせよう、みたいな対応を取る場合があると思うのです。
でも、もしかして、宿題をやってこれなかった「何か」があるのかもしれないのです。
宿題の課題が難し過ぎたのかもしれません。
授業が全く分からなかったために、できなかったのかもしれません。
家庭で何かトラブルがあって、できなかったのかもしれません。
つまり、「宿題を忘れた」という表面上の問題だけを見て、対応しても何も解決しないことってよくあるのです。
そこには、「何故、宿題をやってこなかったのか?」という問題の本質があるのです。
結局、問題を解決するためには、その問題の本質を明らかにすることなんですよね。
それさえ明らかになれば、時間はかかるかもしれませんが、大抵のことは解決できるはずです。
本日はこのへんで。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした