負けるが勝ち…と言いまして
本日もまたまた昔書いたブログのリバイバル。
さて、「負けるが勝ち」なんて諺がありますが、皆さん、これ、実践してます?
今日はそんな話を。
まあ、何だかんだ言っても、勝負事は勝たなければなりません。
私、バブル時代の残党だからか、結構、勝負事の勝ち負けには拘ってしまいます(笑)。
しかし、この「勝負事」がクセものなんですよね。
勝負事で一番大事なのは、自分は何の勝負をしているのかということをちゃんと理解すること。
つまり、大きな見地に立って勝負を捉えずに、目先の勝負に拘ってしまうと、結局、勝てなかったりするわけです。
まあ、「勝てない」という言い方よりも、「達成できない」と言った方がいいかもしれませんが。
でも、実際問題、目の前の相手に勝つことだけに拘り、目の前の事柄に勝つ(達成する)ことだけに意識を奪われてしまう人がそこそこいるわけです。
そんな人を見ていると、私、思わず、「いやいや、そんなんじゃ勝てないよ〜」って呟いちゃいます(笑)。
実は、割と勘違いしている人も多いと思うのですが、1つ1つの勝利の積み重ねが最終的な勝利につながるわけではありません。(プロ野球のペナントレースなんかは別ですが。)
特にマネジメントについてはそうですね。
いや、マネジメントなんて難しいものでなく、人間関係においては、そうです。
相手のダメな部分を詰め、相手を言い負かしたり、自分の主張を通すことに重きを置いて、勝ったの負けたのに拘っていると、決していい人間関係は作れません。
負けた方は気分が良くないですもんね。
特に上司になる人はこれを理解しておかなければならないんですよね。
いかに部下に負けてやれるか。
それがマネジメントにおいては、人を動かすコツというか、もの凄く大切なことなんです。
部下を勝たせることで、部下のやる気を引き出し、自分が手に入れたい結果を作ること。
この「結果」こそが、本来、拘るべき勝負事なのです。
つまり、マネジメントの世界では、どちらかと言うと、1つ1つの「負け」の積み重ねが勝利につながることがよくあるのです。
そう、この感覚が分かれば、あなたも優秀なマネージャー(*^^*)。
だから、部下に負ければ嬉しいし、頭でも何でもいくらでも下げられるし、そもそも偉そうにしないし、しょーもないプライドなんてあっさり捨てられたりもできるわけです。
それは、本当の「勝負事」が何かを知っていて、それに勝つことが重要だと分かっているからなんですよね。
また、そういう人は、1つの負けから、何かの気づきや、勝利のヒントなんかも得たりするので、目先の負けに落ち込まないのです。
だから、最後にもう一度言っておきますね。
あなたが、勝ちたいことは何ですか?
あなたが、達成したいことは何ですか?
これを、よーく考えてみてください。
さあ、皆さん、しょーもないプライドなんて捨てて、どんどん頭を下げて、目の前の人(事柄)との勝ち負けなんて拘らずに、最終的な「勝ち」を取りにいきましょう!
それが勝つ秘訣です。
と、偉そうに言ってますけど、私もまだまだなんですけどね(笑)。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした