パンドラの箱を開けちゃったら
今日も昔書いたブログのリバイバル。
さて、皆様、「パンドラの箱」って知ってますか?
今日はそんな話を。
「パンドラの箱」とは、大辞林によると…
「ギリシャ神話で、ゼウスがすべての悪と災いを封じこめて、人間界に行くパンドラに持たせた箱。パンドラが好奇心から開けたため、人類は不幸にみまわれるようになり、希望だけが箱の底に残ったという。」
世の中には、いろいろな「パンドラの箱」があると思いますが、これ一度開けちゃったら、後戻りできなくて、進むしかないわけですね。
そんな「パンドラの箱」の1つに、社員を雇用するという箱があります。
私、最初から1人でやる個人塾はイメージしていなくて、社員をできるだけ一杯採用して、可能な限り教室展開をしたいと思っていました。
当時、それを達成している姿を想像しただけで、ワクワクしていましたね(笑)。
だから、簡単に1人目を採用して、そして、2人、3人と増やしていって、あれよあれよと、今では私以外に14名の社員(2名の役員含む)と、社員並みに働いてくれているスタッフ2名(アルバイトは除く)になりました。
でも、途中から気づいちゃったんですよね。
「パンドラの箱」を開けてしまっていたことを(´゚д゚`)。
実際、社員を雇うといろいろあります。
彼らに支払う給料以外に、会社負担分の費用が結構かかります。
いろいろなタイプの社員がいて、結構大変です(笑)。
予期せぬ退職もあり、そんな時にはなかなか採用できなくて、そうでもない時には人が余り気味だったりもして、人事計画が結構難しいです。
こちらが思うような成長スピードで成長してくれない時もあります。
こちらの意図がなかなか伝わらない時だってあります。
だから、結構、悩みます(T_T)。
それでも…
そういう社員達がいてくれることが嬉しくて、そういう社員達がいてくれることで頑張れる自分もいて、やめられないわけですね。
そして、せっかく社員の皆がうちの会社に来てくれた以上、彼らが望むのなら、ずっとここで楽しく働いてほしいと思っていて、給料も上がっていって、幸せな人生を送ってくれたらな~と真面目に思っているわけです。
でもね、それを達成しようと思ったら、売上を増やし、利益を増やし続けるしかないんです。
しかも、ずーーーっと。
というのも、企業にとって、現状維持というのはないわけで、立ち止まるというのは衰退を意味すること。
だって、売上も利益も現状維持だと社員の皆の給料も上げられませんよね。
新しい人材だって採用できないし、新しい事業も展開できないし、そうなるとマンネリ状態に陥り、きっと業績も下降していくでしょうし。
だから、パンドラの箱を開けてしまったら、走り続けるしかないのです。
発展していくしかないのです。
新しい人材を採用し、教室展開を行い、売上を増やし、利益を増やして。(もちろん、教室展開以外の方法でもいいわけですが。)
でも、長年、事業をしていると、この「走り続ける」ということが苦しくなるわけですね。
10年もたない会社が多いというのも、経営下手や、時代の変化についていけないということもあるでしょうが、実は気持ちの問題が大きいのでは?とも思います。
まさに、苦しいことの連続かもしれません。
ただ、「~“希望”だけが箱の底に残った」という意味が「パンドラの箱」にはあります。
そう、社員を雇用するという「パンドラの箱」の希望とは、「社員」なんですよね。
社員の皆が成長し、それに伴い、会社が発展していく…そんな希望を胸に、私もまだまだ走り続けたいと思います。
ちょっと疲れたけど(笑)。
ということで、まだまだ頑張りますよ~(#^^#)。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした