人材育成で外してはいけないこと
昨日も「人材育成」について書きましたが、今日も少しだけ。
さて、昨日も書いたように、「人の育て方」には正解なんてありません。
方法論もいろいろで、そして、何よりも育てる側の「育てる覚悟」が必要です。
ただ、そんな中でも絶対に外してはいけないことがあって、、、
それは、仕事をしてもらうことです。
まあ、当たり前ですよね?(笑)
仕事をあまりしていなかったら、仕事で成長するわけはないですからね。
だから、重要な仕事も、難しい仕事も、思い切って仕事を任せることです。
えっ?まだその仕事をさせるのは早いって?
それに、最初から仕事を一杯任せたら可哀想だって?
いやいや、仕事を与えない方が可哀想です。
成長する機会を奪っているんだから。
それに、やらせてもいない段階から、その人の実力を低く見積もらないことです。
もちろん、極論で書いてますから、その人の現段階の能力や心の余裕を判断した上で、ちゃんと任せる仕事とそうでないを選別する必要はありますよ。
ただ、多くの育てる側が陥りやすいのは、思い切って任せないということ。
辞められるのが怖くて、変に気を遣っちゃっているということ。
もちろん、気持ちはよ〜く分かるのですが、、、
「人材育成」の目的は、「辞められないようにすること」ではなく、「大きく成長してもらうこと」です。(当たり前のことですが。)
そうです。だから、どんどん仕事をしてもらって、できることを増やしてもらって、成長してもらうのです。
でも、間違ってはいけません。
仕事を一杯与えたはいいけど、失敗体験を与えるのはダメですからね。
成功体験を与えなきゃいけません。
そのためには、上手くいくやり方を徹底的に教えてください。
上手くいくように後ろからサポートしてください。
もしくは、上手くいくように一緒に考えてあげてください。一緒に苦しんであげてください。
また、時には盾となって、守ってあげてください。
そうやって、多くのことをできるようにしてあげることが、人材育成なのです。
そう、甘やかすのは、誰のためにもなりません。
では、最後に、肝に銘じてほしいことをもう一度。
部下の仕事も自分の仕事。
大事なのは、部下と一緒に頑張ること。部下と一緒に悩み苦しむこと。
上司たるもの、これが絶対に必要。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした