伸びしろに期待
今日は社員採用の話を少々。
サラリーマン時代も、会社を作ってからも、かなりの採用面接を行ってきて、多くの社員さんに入社してもらいましたが、その経験を通して、何となく分かったことがあります。
それは・・・社員採用は、過去や現在よりも未来が大事ということ。
まあ、当たり前か(笑)。
もう少し具体的な話をすると、以下の2点。
1.過去の実績はあまり当てにできない。
ある程度年齢がいっていて、実績が全くないのもどうかと思いますが(というか、それではうちの会社は採用できないなぁ…)、過去の実績がまあまあだったとしても、それは過去の話で、しかも、うちの会社の中でのことではないので、あまりポイントは高くありません。
実際、環境が変わった時には力を出せない人も多くいるので、過去の実績は参考程度という感じ。
一方、若い人には過去の実績は全く求めませんが、転職の場合、辞め方の実績(もしくは辞める理由の実績)は、一応、気にしますね。
それによっては、うちの会社に入っても続かない可能性がありますから。
2.現在の力量よりも未来に向けた伸びしろが大事。
現在の力量が高いに越したことはないですが、それよりも今後どれだけ伸びしろがあるかの方が大事ですね。年齢関係なく。
実際、現在の力量が十分すぎる人なんて、うちの会社には来ないので(笑)、そこで止まってしまいそうな人だとちょっと困ります。
それを見極めるのは、面接時での姿勢(雰囲気)と仕事に対する考え方。
私の経験上、今の力量が高くても、伸びしろがあまりない人は、たぶん採用しない方がいいでしょうね。後々、足を引っ張られます。
そういう意味で言うと、伸びしろという部分においては、「若さ」というのは大きな武器。
未来の可能性がありますからね。あくまでも、可能性だけど(^-^;。
で、結局、何が言いたいのかというと、人間は何歳になっても伸びしろを持たなければならないってこと。
別の言い方でいうと、成長意欲やチャレンジ精神がなければ、採用する側としては採用しにくいってこと。
だから、キャリアを積んだ人は頑張らなきゃいけないわけですよ。
これは、実は採用段階に限った話ではなく、会社の中で重要な役割を担おうと思うのなら(もしくは、給与を上げようと思うのなら)、社内に「未来への期待(伸びしろ)」を自分で示さなければなりません。
会社は常に「今」ではなく、「未来」を考えています。
誰が会社の未来を創っていってくれるのか、誰が会社を伸ばしてくれるのか。
要は、会社の未来のために、社員さんの伸びしろに対して投資するわけです。
だから、繰り返しになりますが、年齢関係なく、成長意欲とチャレンジ精神が大事なのです。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。