やっぱり、多く頑張った人が勝つのです。
今週のブログもずっと昔書いたものをアップしてきましたが、今日のブログもそれ!(笑)
では、どうぞ!
最近、行きつけの喫茶店で、借金の取り立ての話し合いをよく耳にします。
今も実際、横でその話し合いが行われています(^_^;)。
私、聞き耳を立てています(笑)。
貸している方の主張は至極真っ当で、
借りている方の主張は、う~ん…何だかとっても甘い。
そして、貸している方の止めの一撃は…
「返せないんやったら、そこまでっちゅうことでしょ。会社を閉じるしかないわな。」
って。
そう、一生懸命お金の工面をしても、それでもどうしようもなくなったら、会社は潰れる。
まあ、当たり前の法則です。
何故、こんな話をし出したかというと、
本日、遠方から弊社に「塾経営」の相談に来られた方がおられました。
銀行から多くの借り入れをして、塾を3教室経営しておられるのですが、生徒が集まらなくて、赤字が出ていて、もう待ったなしの状態。
この塾長は、1年間、塾のコンサルタントと契約しておられたのですが、結局、生徒数は集まらず、廃業するかどうかの危機に瀕しているのです。
私、思わず言ってしまいました。
「最大の失敗はコンサルタントの言うことを素直にきいたことですね。」って。
もちろん、コンサルタントのアドバイスを受けるのは悪くはないとは思います。
でも、仮にその通りにして上手くいかなかったとしても、コンサルタントは責任を取ってくれません。
これまた当たり前の話です。
だから、結局、アドバイスは受けたとしても、自分の頭で考え、自分で必死に頑張るしか、道は開けないのです。
だから、私は、まず次のような話をしました。
「コンサルタントの言うことを鵜呑みにしてはいけません。だから、私の言うことも鵜呑みにしてはいけません。自分で判断して、自分で頑張ることです。」
その上で、具体的にアドバイスしたのは、、、
1.塾を引き続きやりたいのなら、デッドラインを決めて、その時までに黒字化しなかったら、きっぱりと塾は閉じた方がいい。ずるずると延命措置を取ればとるほど、社員も家族も不幸になる。
2.この夏、最後の貯金をはたいて、勝負した方が良い。具体的には、広告宣伝費にお金をかけることです。(もちろん、チラシの工夫も。)※この時代はチラシはまだまだ効いたからね。
3.だから、弊社にコンサル費用を払うくらいなら、広告宣伝費に使った方がいい。
4.塾の運営システムとか、成績を上げる仕組みとか、そういうことよりも、今はとにかくチラシを打って、可能な限り毎日ポスティングや校門前配布を行い、近所の人にも案内して、なりふり構わずガムシャラに生徒を集めること。
5.そのことを社員と奥様にも話をし、皆で一致団結して頑張ること。
そして、最後に、
「この夏、勝負をするかどうかを自分で考えて、結論を出してくださいね。」
と言って、別れました。
これが現実です。
塾を作るのは、作ろうと思えば誰だってできます。
でも、塾の場合、生徒数が集まらなければ、売上も上がらず、利益も出ないわけです。
そして、利益が出なければ、いつか塾は潰れる。
いや、塾だけじゃなくて、会社というのはそういうものです。
コンサルタントも、アドバイスしてくれる心優しい友人たちも、誰も結果に対して責任は取ってくれません。
責任を取るのは、紛れもなく自分自身でしかないのです。
だから、最後はテクニックとか仕組みとか、そういう問題ではなくて、寝食忘れて必死になって、やれるだけのことをやる。
いや、やれる以上のことをやっていくしかないのです。
あっ、そう言えば、先日、プロ野球の中日ドラゴンズの谷繁選手が2000本安打を打ちましたが、その谷繁選手がインタビューでこんなことを言っていました。
「いろいろな考え方があって、効率的な練習をした方がいいと言う人もいると思うんですが、自分は、仮に無駄な練習であっても、やっぱり多く練習した人が勝つと思うんです。」
そう、最後はやっぱり、人よりも必死になって多く頑張った人が勝つのです。
努力は決して裏切らない。
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。