先週の教室長会議で話したことを簡単にまとめてみた④(率先することが大事)
今日は「率先することが大事」について。
個別指導塾の商品は講師の先生。
だから、講師の先生の活躍、活性化が不可欠なのです。
そこで、多くの塾さんが「講師の先生に主体的に動いてもらおう」と画策するわけです。
でも、これ、間違ってはいけませんよ。
自分たちがやるべき仕事を講師の先生にやってもらって、「自分たちが楽をしよう」みたいな目的でやったら上手くいきませんからね。
「人に任せる」「人に自ら動いてもらう」・・・それは、実は自分でやるよりも時間も労力もかかります。
まあ、2倍かかると思ってください(笑)。
だって、やる目的・やり方を教えてあげなきゃいけないし、やっている所を見ていて必要なら軌道修正してあげなきゃいけないし、やった後のフィードバックもしてあげなきゃいけない。
それをずっとずっとやった後に、やっと講師の先生が主体的に動けるようになって、我々が少し楽になるのです。
それなのに、最初から「やって!」と丸投げしてみたり、上記のことをちょこっとやったくらいで手放してみたりするから、上手くいかないわけです。
人材育成って、そんな簡単なものじゃないんですよね。
でも、簡単なものじゃないからといって、任せることを怖がっていたら、結局、いつまで経っても人は育たないわけで、思い切って任せることは必要です。(くどいけど、丸投げ、任せっぱなしはダメだよ。)
それから、講師の先生に求めるばかりだと、上手くいきません。
そう、お願いするなら、自分も率先してやることです。
例えば、「生徒と一杯話してあげて!」って講師の先生にお願いするんだったら、まずは我々が講師の先生と一杯話をすることです。(そうじゃなかったら、自分は全然話しかけてこないくせに何を言ってるんだか???ってなりますよ(笑)。)
「出迎え・見送りを頑張って!」と講師の先生にお願いするんだったら、まずは我々が大きな声を出して、一生懸命出迎え見送りをすることです。(そうじゃなかったら、自分は挨拶もちゃんとしないのに講師ばかりにそれを求めるなよ!ってなりますよ(笑)。)
「時には生徒を叱ってあげて」と講師の先生にお願いするんだったら、まずは我々がそういう行動をちゃんと取ることです。(そうじゃなかったら、自分は生徒を叱れないくせにそういう嫌なことを講師に押し付けるなよ!ってなりますよ(笑)。)
「担当生徒のカリキュラムを考えて!」とお願いするのなら、ちゃんと情報を与えて、相談に乗ってあげたり、一緒に考えてあげることもしなければなりません。(そうじゃなかったら、カリキュラムを作るという自分の責任を押し付けんといてよ!ってなりますよ(笑)。)
まあ、自分は何もせずに人に主体的に動いてもらおうなんて、そんな都合のいい話はありませんよ。
ほんと、ない、ない(笑)。
要するに、講師の先生に主体的に動いてもらおうと思うなら、まずは我々が率先して動かなきゃいけないし、講師の先生がやれるようにしっかりサポートしなきゃいけないということ。
何事も「ローマは一日にして成らず」ですよ。
人材育成の本質は自分のためではなく、その人の成長を願うこと。
さあ、頑張りましょうー!
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした。