「社長」という役割をやっていて、何が一番辛いかと言うと、
未熟者の私としては、一杯ありますが(笑)、、、
その中の1つに、余裕がないのに「余裕があるふりをしなければならない」というのがあります。
もしかして、「しなければならない」わけではないのかもしれませんが、私的には大事なことだと思っています。
これ、実は「社長」という役割の人だけじゃなくて、何らかの「リーダー」であったり、「先生」と呼ばれる人など、影響力の大きい人は特にそれが必要じゃないかと。
だって、そうじゃなかったら、社員や部下や生徒達が不安になるでしょ?
また、余裕がない顔をしていると、その場の雰囲気が悪くなるしね。
あっ、社員の皆さん、ごめんなさい<(_ _)>。
ちなみに、私が現場で教室長をしている時は、生徒から「先生って暇そうやなぁ…」と言われたら、一人前だと思ってやっていましたね。
もちろん、生徒も社員もいない時に、めちゃくちゃ働いていましたよ。そこんとこ、誤解しないでね。
でも、そうは言うものの、やっぱり、余裕がない時はあるわけで。人間だもの。
これを読まれている皆さんだって、心に余裕がない時ってありますよね?
それは、どんな時ですか?
えっ?仕事が立て込んでいて、忙しい時?
確かにそうですよね。“忙しい”という字は「心を亡くす」と書きますから、ほんと心に余裕がない。
えっ?お金がない時?
そう、これもたまりませんね。特に自転車操業的にお金を回している場合なら、毎日毎日お金のことが頭をよぎり、気が気じゃありません。
えっ?突発的に大きな問題が発生した時?
これも、そう。一気に心に余裕がなくなってしまいます。「どうしよう?」「どうしよう?」って頭の中もパニック。
とにかく、こういう状態だと、仕事にも身が入りません。
また人にも優しくできませんしね。
だからと言って、「心に余裕を持ちなさい」と言われたところで、なかなかそうはできません。やっぱり・・・人間だもの。
で、私、そういう時はどうしているかと言うと、、、
徹底的に計画を立てるようにしています。
はい、まずは、計画。とにかく計画。絶対に計画。
例えば、仕事が忙しい場合は、溜まっている仕事を洗い出して、スケジュールを立てます。
いつ、何をやるのかのスケジュールを。
そして、どう考えても、物理的に不可能だと思ったら、残業でも休日出勤でもするんです!
ん?働き方改革だって?
何を寝ぼけたことを言っているんですか?(笑)
締め切りに間に合わない、仕事が処理しきれない・・・そんな時に、「働き方改革」もへったくれもありません。
無理をしてでもやるんです!
そうしなかったら、ずっと、あなたは「心を亡くした状態」のままですよ。
そっちの方がよっぽど不健康だわ。
そして、何となくできそうなイメージができたら、すーっと心が軽くなって、「よし、やってやろう!」という気持ちになるわけです。
お金の場合だって、そうです。
まずは、資金計画を立てるのです。
会社を経営しているのなら、徹底的に戦略を考え、経営改善も行い、資金繰りが回る計画を立てるのです。
「ああ、何とかこれなら、お金が回るかな」と思えるものが出来上がれば、これまた、すーっと心が軽くなり、活力がみなぎってきます。
問題が起きた時だって、そうですよ。
どんな問題かにもよりますが、それを解決するための行動の計画を立てるのです。
焦ってバタバタしたって、頭の中のパニックは収まりませんからね。
だから、これから起るかもしれないできごとをシミュレーションして、解決策を考え、粛々と準備していくのです。
そうです。余裕がない時ほど、戦略を立てる。計画を立てる。
これしか、ありません。(と、私は思っています。)
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした