自分の感情に正直に動くと、うまくいかない・・・
ことが多いのです。
今日はそんな話。
例えば、こんな場合。
Aさんはとある学習塾に勤務している教室長。
アルバイト講師たちにも慕われ、教室業績も順調でした。
そんな時、教室異動の辞令が!ガーン。
(自分の感情) 今の教室を離れるのは寂しいな・・・。
そんなAさんのために講師たちが送別会をしてくれるとのことです。
(自分の感情) 正直嬉しい。どうせなら、派手に送り出してほしいなぁ。
そして、いよいよお別れの日。大送別会です。
花束、色紙、感謝の言葉、涙・涙・涙のオンパレード・・・。
送別会は大盛り上がりで終了しました。
これで、めでたし、めでたし・・・
とはならないわけですね(笑)。
それから数日後。
Aさんのもとに講師たちから電話がかかってきました。
「聞いてくださいよ、新しい教室長って最悪なんですよ。A先生、戻ってきてくださいよ。」
(自分の感情) 正直嬉しい。やっぱり自分じゃなきゃダメなんじゃない?
さらに、講師たちは言います。
「せめて今度、教室に遊びに来てくださいよ。」
(自分の感情) 正直嬉しい。よし、顔を出して元気づけてやろう。みんな喜ぶだろうな。
そして、Aさんは古巣の教室に顔を出しに行きました。
「よっ、久しぶり!みんな元気にしてる?」
講師たちは大喜び。
「わー、A先生だ~!!!」
(自分の感情) 正直嬉しい。みんな自分を慕ってくれていて、気分がいいぞ。
自分の感情に正直に行動したら、さしずめ、こんな感じになるのではないでしょうか。
でも・・・
この行動は何にプラスになるのでしょう?
単に自分の自尊心がくすぐられるだけですね。
こんなことされたら、後釜の教室長はやりにくいのです。
だから、自分の感情を優先するのではなく、
どうすれば後釜の教室長がやりやすくなるのか、
どうすればこの教室が良くなるのか、
そういう観点で行動するのが正解です。
となると、やるべきことは、、、
講師達には早く自分のことは忘れてもらって、新しい教室長と仲良くやってもらうための行動を取ること。
いつまでも未練がましく、前の教室に顔を出していたら、講師達もこの教室も新しい教室長のもとで再出発できません。
ということで、自分の感情通りに動かない方がいいことって結構あるんですよね。
ん?これを読まれている皆さん、自分の感情を最優先で動いていませんよね?(笑)
オーラのないマッチメーカーこと、株式会社WiShipの岡田でした